June 26, 2018 / 5:50 AM / 23 days ago

上海外為市場=人民元は約6カ月ぶり安値、米中貿易摩擦激化

[上海 26日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで下落し、ほぼ6カ月ぶり安値。米中貿易摩擦が拡大し人民元に下落圧力がかかる中、対ドル基準値(中間値)は元安水準に設定された。

中国当局は貿易摩擦が経済に与える悪影響に速やかに対応しており、中国人民銀行(中央銀行)は24日、市中銀行の預金準備率を50ベーシスポイント(bp)引き下げると発表した。

アナリストは、一段の政策緩和が行われるとの市場の臆測が人民元の下落圧力を高めているとの見方を示した。

人民銀行はこの日の人民元の対ドル基準値を1ドル=6.5180元と、5営業日連続で元安方向に設定した。前営業日基準値(6.4893元)に比べて287ポイント(0.44%)の元安水準。

これは1月10日以来の元安水準となり、市場の予想と概ね一致した。

スポット市場の人民元は6.5315元で始まった後、一時は昨年12月28日以来の安値となる6.5573元に下落した。

中盤時点では6.5552元と、前営業日終値に比べ163ポイントの元安、基準値に比べ0.57%の元安。

オフショア市場の人民元は9営業日連続で下落する勢い。中盤時点では6.5625元と、国内スポット市場に比べて0.11%の元安となっている。

FXTMの通貨戦略・市場リサーチ部門グローバル責任者、ジャミール・アハマド氏は「人民元は他の通貨と同様にドル買いモメンタムの犠牲となっている」とした上で、米中貿易戦争が起きる可能性がさらに高まれば、人民元は直に下落リスクに直面するとの考えを示した。

人民元は対ドルで今年の上昇分をすべて消し、現時点では約0.74%安で推移。3月末時点では年初来で一時4.2%上昇していた。

海通証券のチーフエコノミスト、ジアン・チャオ氏はノートで「人民元は今年、下落圧力に直面し続けるだろう」と指摘した上で、2015年に比べると下落は抑えられるとの見方を示した。

市場関係者は、人民銀行には人民元の安定化に向けた手段が多くあると述べた。

みずほ銀行(香港)のアジア外為シニアストラテジスト、Ken Cheung氏は、国内市場の人民元が下落を続け6.6元を突破すれば、人民銀行は基準値の算出でカウンターシクリカル要因を再導入するなど人民元安定に向けた措置を講じる可能性がある、と指摘した。

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