March 19, 2020 / 6:22 AM / 3 months ago

上海外為市場=人民元は5カ月ぶり安値、新型コロナへの懸念でドル上昇

[上海 19日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルでほぼ5カ月ぶりの安値をつけた。新型コロナウイルス感染拡大への懸念が高まり、ドル以外の通貨への売り圧力が強まっている。

トレーダーらによると、現在の元安局面の原因は、新型コロナ危機への不安を背景に世界的に他の資産からドルに逃避する動きが強まり、ドルの供給がタイトになっていること。しかし中国でのドル調達コストは、巨額の外貨準備や資本統制などを背景に、他の国々と比べるとそれほど上昇していないという。

中国人民銀行(中銀)はこの日の基準値(中間値)を1ドル=7.0522元に設定した。前営業日の基準値(7.0328元)と比べ194ポイント(0.28%)元安で、2019年10月31日以来の元安水準。

国内スポット市場の人民元は1ドル=7.0620元で寄り付き、一時7.0788元まで下げ、2019年10月23日以来の安値をつけた。中盤時点では7.0700元で前営業日終値比で235ポイント元安。

中盤時点のオフショア人民元は1ドル=7.1071元で、下落基調をたどっている。 トレーダーやアナリストは、全般的なドル高が目先、人民元を圧迫するとの見方を示した。

中信証券の債券調査部門の責任者は「(株式の相互取引で)資金流出超が続いていることも元相場に圧力をかけている」と指摘。「資金流出の原因は、ドルの流動性がタイトになったことでリスク管理への懸念を強めた海外の投資家が資産を減らしている結果かもしれない」と話した。さらに、世界的なドル調達難が緩和されても、中国は金融緩和を継続する公算が大きいとの見方も示した。

投資家は、人民銀の金融政策スタンスを探るうえで、20日午前に発表される銀行貸し出しの指標金利、ローンプライムレート(LPR)にも注目している。人民銀は16日、1年物中期貸出制度(MLF)金利を据え置いた。LPRが引き下げられるかどうかを巡り、市場参加者の見方は分かれている。

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