May 11, 2020 / 6:16 AM / 23 days ago

上海外為市場=人民元下げ渋る、人民銀が景気支援強化の方針表明

[上海 11日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は11日、ドルに対して下落している。ただし、中国人民銀行(中央銀行)が景気を下支えるため一段の刺激策を講じる構えを示したことを受けて、元の下落は限定的となっている。

人民銀は10日に公表した第1・四半期の金融政策報告書で、景気支援を強化する方針を示し、「洪水のような」成長刺激策は行わないとしてきた従来の文言を削除。経済成長や雇用創出を優先させる可能性を示唆した。

複数のトレーダーは、より緩和的な金融バイアスによって人民元は短期的には圧力を受けるが、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が改善すれば、長期的には人民元の支援要因になる、と指摘している。

みずほ銀行の在香港のアジア通貨チーフストラテジスト、ケン・チャン氏は、人民銀が量的緩和といった大胆な金融政策措置に踏み込まない限り、人民元は底堅く推移すると予想。「元はゼロ金利環境において利回り面で優位にあり、これが引き続き元を支援する」と述べた。

中国人民銀行はきょうの取引開始前、人民元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=7.0769元と、前営業日の基準値(7.0788元)よりも19ポイント元高に設定した。

スポットの人民元は1ドル=7.0755元で取引を開始。中盤時点では7.0812元と、前営業日終値より63ポイント元安で推移している。

トレーダーらによると、米国など一部諸国による経済再開の動きで世界経済の早期回復への期待が広がり、ドルが支援されているという。

市場では、米中の通商を巡る対立再燃への警戒感も強いようだ。トランプ米大統領は中国に新たに関税を課す可能性を示唆しており、8日には、中国との第1段階の通商合意を打ち切るかとの質問に対して「非常に悩んでいる。まだ決断していない」などと語った。

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