September 7, 2018 / 6:28 AM / 16 days ago

上海外為市場=人民元下落、オフショア流動性ひっ迫で下値限定

[上海 7日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、米中貿易摩擦が激化するとの懸念を背景に下落した。ただ、オフショア市場での流動性ひっ迫により下値は限定的となっている。

週間で下落すれば、過去13週のうち12週目の下落となる。

この日は香港でオフショア人民元の香港銀行間取引金利(HIBOR)翌日物が大きく上昇した。トレーダーによると、中国の大手国有銀行がオフショアフォワード市場でドルを元に交換しているもようだ。

トレーダーによれば、こうした取引は8月31日から行われており、オフショア人民元の流動性をひっ迫させ、元の空売りコストを押し上げている。

トランプ米大統領は2000億ドル規模の中国製品に新たに関税を適用する案について、6日のパブリックコメント期間終了後に発動に踏み切るとしており、投資家の間では警戒感が漂っている。

中国人民銀行(中央銀行)はこの日、人民元の基準値(中間値)を1ドル=6.8212元と、前日の基準値(6.8217元)と比べて5ポイント元高方向に設定。ロイター予想の6.8303元より91ポイントの元高水準となった。

トレーダーは基準値の元高設定について、当局が積極的に相場を安定させる構えであり、当面コントロールを緩めないことを示していると話した。

スポット市場の人民元は6.8296元で始まり、中盤の取引では前日終値比149ポイント元安の6.8416元。基準値比では0.30%の元安となっている。

オフショア人民元は流動性ひっ迫を受けて一時6.8263元に上昇したが、中盤の取引では6.8454元となっている。

アナリストの間では、中国政府による最近の景気刺激策が短期的に人民元を下支えするとの見方が出ている。

RBCキャピタル・マーケッツは7日のリポートで「(刺激策の)効果は今後数カ月の経済統計により顕著に表れる公算で、オンショア、オフショアで元に一定の買い戻しが広がる可能性がある」と指摘した。

ただ、目先の経済成長を優先する中国政府の政策によって不均衡が一段と拡大したとし、長期的な見通しとして、2019年のドル/人民元は7元を上回って推移するとの見方を示した。

人民元の1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は6.9163元で、基準値比1.38%の元安。

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