July 12, 2018 / 7:32 AM / 8 days ago

上海外為市場=人民元下落、一時は節目突破

[上海 12日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで下落。米国が追加の対中関税適用方針を示したことが重しとなっている。中国人民銀行(中央銀行)はきょうの人民元の基準値(中間値)をほぼ1年ぶりの元安水準に設定した。

スポット市場の人民元は0610GMT(日本時間午後3時10分)時点で1ドル=6.6947元で取引されている。午前の取引では一時、節目となる6.7元を突破し6.7051元を付けた。

人民元と中国株はここ数週間、中米貿易関係の悪化を背景に下落。トランプ米政権は10日、追加で2000億ドル相当の中国製品に10%の関税を適用する方針を明らかにした。中国商務省の李成鋼次官補は11日、米国の方針について、世界貿易機関(WTO)体制に打撃を与え、グローバル化を損なうものだと警告した。

人民銀はきょうの人民元の対ドル基準値を1ドル=6.6726元と、2017年8月18日以来の元安水準に設定した。1日の引き下げ幅としては2017年1月9日以来の大きさ。

トレーダーらは、1ドル=6.7元付近でドルの需給バランスが取れているとし、投資家は現時点で安値を試すことは控えているとの見方を示した。

中国系銀行のトレーダーは、当局が元が短期間であまりに急速に下落する可能性を懸念していると述べた。

複数のトレーダーは、きょうの基準値が市場の予想よりも高い水準だったと指摘した。これは元の急速な下落を防ぐ当局による措置だとトレーダーが解釈したことを示唆している。

スコシアバンク(シンガポール)のアジア為替ストラテジスト、Qi Gao氏は、基準値が市場予想を約100ポイント上回る水準だったとし、人民銀が基準値算出で「カウンターシクリカル(反景気循環)な要素」を再導入した可能性があると指摘。「中銀が市場を安定させ投資家を落ち着かせようとしていることを示している」と述べた。

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