for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

上海外為市場=人民元下落、基準値が8日連続で元安設定

[上海 24日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで下落した。中国人民銀行(中央銀行)はこの日、8営業日連続で基準値を元安方向に設定した。ドルは、根強いインフレ圧力に関する米連邦準備理事会(FRB)当局者のコメントを背景に前日は上昇していたが、きょうは失速している。

外資系銀行のあるトレーダーは「ドルは足元、方向感に欠いている。FRB当局者の発言と米経済指標を引き続き注視する必要がある」と指摘した。

FRB当局者2人は23日、米国の高インフレ期間が予想以上に長引く可能性があるという考えを示した。

人民銀はきょうの基準値を1ドル=6.4824元と、5月6日以来の元安水準に設定した。8営業日連続という元安設定期間は、米中貿易摩擦が激しかった2019年8月以降で最長。

国内のスポット元は1ドル=6.4790元で始まり、中盤には前日終値から56ポイント安い6.4804元で取引された。

オフショア人民元は6.4822元と、終値の6.4780元から下落した。

スコシアバンク(シンガポール)のアジア為替ストラテジスト、チー・ガオ氏は、基準値の元安設定について、市場の期待を安定化させ一方的な投機を阻止しようという政策当局者の意向を表れとしている。

※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up