May 15, 2020 / 6:35 AM / 3 months ago

上海外為市場=人民元下落、米中関係悪化を懸念 経済指標はまちまち

[上海 15日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで下落。週間ベースでは1カ月ぶりの大幅下落となる見通し。米中関係の悪化や、15日発表された中国の経済指標がまちまちな内容だったことを受け、投資家は慎重になっている。

トランプ米大統領は14日、新型コロナウイルスを巡る中国の対応に非常に失望したと述べるとともに、現時点で習近平国家主席との対話は望んでいないとし、中国と関係を断つ可能性も示唆した。

トレーダーの間では、トランプ氏が警告したことを実行に移すかどうか見守るとの声もあるが、同氏の発言は人民元の地合いを悪化させた。

中国人民銀行は15日の取引開始前、人民元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=7.0936元と、前日の基準値(7.0948元)と比べ元高水準に設定した。

スポットの人民元は1ドル=7.1002元で取引を開始。中盤時点では7.1015元と、前日終値から75ポイント元安。この水準で取引を終えた場合、週間では0.37%安となり、4月中旬以来の大幅下落となる。

15日発表の経済指標がまちまちな内容だったことも元安材料。4月の鉱工業生産は前年比3.9%増と、今年に入って初めて増加したが、小売売上高は前年比7.5%減となり、年初からの減少が継続した。

アナリストやトレーダーの多くは、中国当局が今後も景気の落ち込みを和らげるために金融緩和策を打ち出すとみているが、中国人民銀行(中央銀行)は15日、予想に反して中期貸出制度(MLF)の金利を据え置いた。

方正証券(北京)のチーフエコノミスト、Yan Se氏は「米国やその他の諸外国と比べて中国は正常な金融政策を実施し続けているため、為替レートや資本フローに大きな圧力がかかることはない」と述べた。

1週間後の22日には3月から延期された全国人民代表大会(全人代)が開幕するため、それまで人民元は横ばいで推移すると予想するトレーダーもいる。

オフショア人民元は中盤時点で1ドル=7.1169元。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below