May 29, 2019 / 6:59 AM / 21 days ago

上海外為市場=人民元続落、米中貿易戦争と信用リスクを巡る懸念で

[香港 29日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで下落し5カ月半ぶりの低水準に遠くない水準で推移している。米中貿易戦争が収束する兆しがみえないほか、中国当局の債務と外為市場を安定化させる能力が懸念されている。

米中貿易問題を巡っては、トランプ米大統領が27日、中国側と合意する用意ができていないと発言。

一方、中国共産党機関紙は29日の論説記事で、貿易戦争を巡る米国への対抗手段としてレアアース(希土類)を利用する用意があると表明した。

ただトレーダーからは、6月下旬の20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせてトランプ米大統領と習近平中国国家主席が会談する見通しであることから、それまで人民元が大きく動くことはないとの見方が出ている。

DBSのアナリストは29日付のノートで、米政府が28日に発表した為替報告書で、中国の為替操作国認定を見送ったことは安心材料と指摘。ただ、G20会合まで貿易を巡る不確実性が引き続き世界の通貨市場の重しになると予想した。

スポット市場の人民元は続落。0403GMT(日本時間午後1時03分)時点で1ドル=6.9138元と、前日終値から58ポイントの下落、基準値比で0.22%の元安で、約6カ月ぶりの元安水準である1ドル=6.9217元に近づいている。

中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁が元をおおむね安定的に維持する姿勢を改めて示したことが、投資家の懸念を幾分和らげている。

「基準値をみれば、人民銀行の(元の安定を維持する)姿勢は明らか」(トレーダー)との声が聞かれている。

人民銀行はこの日の基準値(中間値)は1ドル=6.8988元と前日の基準値(6.8973元)より元安に設定した。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのアナリストは29日付のノートで、国内市場で信用リスクが高まっており、元の安定を維持しようとする人民銀行に圧力がかかっていると指摘した。

オフショア人民元は1ドル=6.9284元で、国内スポット市場より0.21%元安、前日比で0.1%の元安水準で推移している。

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