January 10, 2018 / 5:48 AM / 6 months ago

上海外為市場=人民元軟調、基準値算出方法の見直しで

[上海 10日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで一時約2週間ぶりの安値に下落した。

中国人民銀行(中央銀行)が人民元基準値の算出方法を見直したことが背景。見直しは、人民元相場の管理を緩め、市場原理を強化するもので、元売り圧力が和らいだとの当局の自信を反映している。

複数の関係者によると、人民銀は、基準値算出のために概算値を提出している銀行に対し、今後は「カウンターシクリカル要因」を独自に調整できると通告。事実上、その影響を最小限にすることを容認した。

元は2016年に約6.5%下落。カウンターシクリカル要因は、人民元の変動を抑制するため、昨年導入された。

この日の基準値は1ドル=6.5207元と、昨年12月29日以来、約2週間ぶりの安値。前日の基準値(6.4968元)に比べ、239ポイント(0.37%)の元安だった。

複数の市場関係者は、この日の基準値がカウンターシクリカル要因の影響を相殺した独自モデルと一致したことを確認した。

国内スポット市場の元は6.5360元で始まった。午前の取引では一時、昨年12月28日以来の安値となる6.5385元まで下落した。

中盤のレートは6.5218元。前日終値比で67ポイントの元高、基準値比で0.02%の元安。

オフショア市場の人民元も、午前の取引で一時2週間ぶり安値となる6.5450元まで下落。中盤時点では6.5277元まで戻している。国内スポット市場に比べ0.09%の元安。

上海の外資系銀行のトレーダーによると、人民元は基準値算出方法の見直しを受けて前日午後から下落が続いているが、元安が大幅に進む可能性は低いという。

OANDAのアジア太平洋部門トレーディング責任者、スティーブン・インズ氏は「政策のシフトは、自信と力強さの反映だ。ただ、短期的には、元高が一時的に中断するだろう」と指摘。

みずほ(香港)のアジア為替担当シニアストラテジスト、ケン・チャン氏は、短期的には6.55元まで元安が進む可能性が高いと指摘。「(人民銀行は)急ピッチな元高は望まない」とし、今年上半期は6.5─6.7元のレンジで推移するとの見方を示した。

人民元の1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は6.6685元。基準値比で2.22%の元安となっている。

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