August 27, 2018 / 4:53 AM / 25 days ago

上海外為市場=人民元、一時2週間半ぶり高値 基準値設定方法の調整受け

[上海 27日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、ドルに対して一時2週間半ぶり高値。中国人民銀行(中央銀行)は24日、人民元の売買基準となる為替レート「基準値(中間値)」の算出に「カウンターシクリカル(反景気循環)な要素」を再導入することにしたと発表した。

人民銀行は「最近のドル高と貿易摩擦を背景に、外国為替市場ではいくぶん景気循環的な動きが見られる」とし、「カウンターシクリカルな要素」の再導入で、人民元は妥当で均衡した水準で安定するとの見方を示した。

みずほ銀行のアナリストはノートで「人民銀行の発表は、人民元の切り下げは貿易戦争の武器ではないというわれわれの考えが正当であることを示した」と指摘した。

人民銀行は、きょうの人民元の対ドル基準値を1ドル=6.8508元に設定した。前営業日の基準値(6.8710元)に比べて202ポイント(0.3%)の元高。ロイターの予想(6.8635元)を127ポイント上回った。

スポット市場の人民元は序盤の取引で上昇したものの、その後軟化。6.8080元と8月8日以来の高値で始まったが、0220GMT(日本時間午前11時20分)には6.8205元と、前営業日終値に比べ15ポイントの元安。

オフショア市場では、6.7818元と7月31日以来の高値。0220GMT時点では6.8087元。

カウンターシクリカルな要素の再導入は、資本流出を加速しかねない人民元のさらなる下落を人民銀行が心地よく感じてはいないことを示唆している。

マッコーリー(香港)のグレーターチャイナ経済担当責任者、ラリー・フー氏は「少なくとも向こう数カ月は1ドル=7.0元の水準を守るという人民銀行の明確なシグナルに比べれば、この要素の効果自体はそれほど重要でない」との見解を示した。

人民銀行の発表後、24日のオフショア市場では元が上昇し、11週間連続の下げは回避された。対ドルの年初来での下落率は4.6%に縮小した。

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