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上海外為市場=人民元3カ月ぶり安値、中国経済の見通し懸念

[上海 16日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで3カ月ぶり安値。中国人民銀行(中央銀行)が前日、予想外の金利引き下げに踏み切ったことを受けて、中国経済の見通しに対する懸念が強まっている。

オンショア人民元は一時0.47%下落し、1ドル=6.7950元と、5月16日以来の安値。中盤のレートは6.7867元。

みずほ銀行のストラテジスト、ケン・チュン氏は「人民元の地合いはかなり弱い。市場参加者は人民銀行の金利引き下げを国内経済成長見通しの弱気シグナルと受け止めている」と指摘。

複数のアナリストによると、米中金融政策の乖離や台湾を巡る緊張を背景にトレーダーが中国リスクのヘッジに動いており、一段と元安が進む可能性がある。

オフショア人民元は、比較的落ち着いている。前日は3カ月ぶりに6.80元に達した。

オフショアとオンショアのスプレッドは3カ月ぶりの高水準。海外勢が国内勢に比べて人民元に弱気なことが浮き彫りとなっている。

チュン氏は「中国の経済成長見通しは5月と比べて全く改善していない」と指摘。市場は「最悪期が過ぎた」との見方を堅持できなくなっていると述べた。

「地政学リスクの高まりと米中の緊張も中国市場への資本流入を阻害する可能性がある」とも述べ、「中国リスクのヘッジ」が再び市場の重要テーマになるとの見方を示した。

メイバンクも、共産党大会や米中間選挙など重要な政治イベントを控えて、マクロ経済の悪化と地政学的な緊張で元安の勢いが増すリスクがあると指摘した。

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