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上海外為市場=元が上げ幅消す、予想下回る経済指標で

[上海 16日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は16日、対ドルで一時10日ぶりの高値を付けた後、上げ幅を全て消した。新たに発表された一連の経済指標で景気減速の可能性が示されたのを受けた。

中国国家統計局が発表した7月の鉱工業生産と小売売上高はともに前年同月比の伸び率が6月から鈍化し、市場予想も下回った。輸出の伸び鈍化や新型コロナウイルス感染拡大による企業活動の停滞が響いた。

中国人民銀行(中央銀行)は取引開始前に人民元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=6.4717元と、10営業日ぶりの元高水準に設定。前営業日(6.4799元)よりも82ポイント(0.13%)元高水準となった。

スポットの人民元 Sは6.4733元と、8月6日以来の元高水準で始まったが、中盤時点では前日終値比8ポイント安の6.4775元となった。

市場参加者によると、失望を誘う経済指標を受け、中国経済の成長の勢いについて懸念が生じたという。

エコノミストやアナリストの多くは、景気減速を食い止めるには追加緩和策が必要だが、利下げなどの強力な措置が実施される可能性は低いと想定している。

INGの広域中華圏チーフエコノミスト、アイリス・パン氏は、計画より遅れているインフラ事業を推進するための一段と積極的な財政政策は期待できるが、「政策金利の引き下げは必要性がない。預金準備率の引き下げで市場の貸出金利が既に押し下げられたからだ。さらなる展開や劇的な政策措置が打ち出されるとすれば、預金準備率の次回の引き下げは2021年第4・四半期になるだろう」と予想した。

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