August 29, 2019 / 6:33 AM / 25 days ago

上海外為市場=元は11営業日続落、米中貿易戦争を懸念

[上海 29日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は11営業日続落。米中が互いに新たな関税を準備する中、企業のドル買いが入っている。

中国人民銀行(中央銀行)が発表したこの日の基準値(中間値)は予想以上の元高水準。国有銀行のドル売りも出ているが、元安が進んでいる。

この日の基準値は1ドル=7.0858元と11年半ぶり安値を小幅に更新したが、市場の予想よりはるかに元高水準だった。

基準値は、これで3日連続で市場予想を上回る元高となった。市場関係者は、人民銀行が元安の進行に歯止めをかけようとしているサインだと指摘している。

国内スポット市場の元は1ドル=7.1633元で取引を開始。中盤のレートは7.1668元。前日終値比で23ポイントの元安、基準値比で1.14%の元安となっている。

元が現在の水準で取引を終えれば、人民元レートが一本化された1994年以降で最長の元安となる。8月の下落率も、過去25年間で最大になる可能性が高い。

SEBマーケッツのアジア戦略担当トップ、ユージニア・ファボン・ビクトリノ氏は、人民銀行は特定の水準を防衛するのではなく、元の下落ペースを管理するだろうと予想。「最近の大幅な値動きを考えると、基準値の設定でカウンターシクリカル要因への依存が増えている」と指摘。基準値を元安水準に設定しても元の「フリーフォール」を容認することはないだろうと述べた。

基準値は前日基準値(7.0835元)比で23ポイントの元安。2008年3月18日以来の元安だった。ただロイターの予測(7.1237元)との比較では379ポイント(0.53%)の元高水準だった。

これに加え、複数の市場筋によると、大手国有銀行は元相場を下支えしているもよう。フォワード市場でドルの流動性を受け取り、国内スポット市場で1ドル=7.17元付近の水準でドルを売っているという。

ある市場筋は「最近のドル買いは大口だ。(国有銀行は)特定の水準を防衛していないようだ」と指摘。

別の市場筋は、スポット市場でのドル売りは企業のドル需要増加に対応することが目的だとし、市場参加者は総じて、米中が近く通商問題で合意することはないと予想しているようだと述べた。

国有銀行のフォワード市場での売買を受け、1年物のドル/元のスワップポイントは3週間ぶりの低水準となった。

中盤のオフショア人民元は1ドル=7.1731元。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below