March 16, 2020 / 5:51 AM / 15 days ago

上海外為市場=元上昇、人民銀のMLF金利据え置きが支援材料

[上海 16日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで上昇。新型コロナウイルス流行の景気への悪影響を和らげるために米連邦準備理事会(FRB)は緊急利下げを決定したが、中国人民銀行(中銀)がこれに追随せず、中期貸出制度(MLF)の1年物金利を据え置いたことが材料視された。

トレーダーらによると、米中両国間の金利差拡大や中国本土での新型コロナ新規感染者の減少が序盤取引で元相場を支えた。

国内スポット市場の人民元は1ドル=7.000元で取引を開始。中盤時点では7.0025元と、前日終値比63ポイント元高となった。

みずほ銀行(香港)のアジア外為担当上級ストラテジスト、ケン・チュン氏は、人民銀の金利据え置きに対し市場は好反応を示したと指摘。

「人民銀は経済成長を支えるために的を絞った緩和を実施してきた。そうすることで人民銀は政策手段を枯渇させることなく潤沢な流動性の状況を維持し、新型ウイルスの影響を受けている部門を支援することが可能になる」とした。

今週20日は、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の算出日となる。市場ではLPRが引き下げられるかどうかについて見方が分かれている。

ある中国の銀行トレーダーは、FRBの緊急利下げを受け、人民元の見通しについても市場の見方は分かれていると指摘。米金利のゼロ近辺への引き下げによって最悪の事態を迎えたとする声がある一方、状況は今後さらに悪化すると予想する向きもある。

この日発表された1─2月の中国の鉱工業生産は、ロイターが集計を取り始めた1990年1月以来、30年ぶりの大幅なマイナスを記録した。

人民銀は取引開始前、人民元の対ドル基準値(中間値)を前日基準値(7.0033元)より元高の1ドル=7.0018元に設定した。

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