June 4, 2019 / 5:23 AM / 14 days ago

上海外為市場=元小幅安、米中貿易戦争を嫌気 基準値は元高方向

[香港 4日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は小幅安。米中が貿易や技術移転の問題を巡って舌戦を繰り広げていることが嫌気されているが、中国人民銀行(中央銀行)がこの日の基準値(中間値)を元高方向に設定したことが元の下支え要因となっている。

英国を訪問中のトランプ米大統領は、英国が次世代通信規格「5G」通信網構築にファーフェイの参加を認めれば、両国の安全保障協力を阻害しかねないとけん制するとみられている。

米通商代表部(USTR)と米財務省は3日、中国の最近の公式発言や2日公表の白書は米中通商協議の本質と過程を誤って伝えるもので、中国側は「非難合戦」を追求しているとの共同声明を出した。

中国政府は3日、学生や学識者に対し、米国への留学や研究活動などに関するリスクを警告した。貿易などで米国との関係が悪化するなか、ビザ(査証)申請が拒否されたり、在留期間が制限される事例が発生していると説明した。

中盤の国内スポット市場の元は1ドル=6.9079元。前日終値比で49ポイント、基準値比で0.37%の元安。午前は111ベーシスポイント(bp)の狭いレンジで推移した。

国内銀行のトレーダーは「現時点ではあまり方向感がない。(6月下旬の米中首脳の)会談までは6.9─6.92元付近のレンジ内で推移するだろう」と述べた。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのストラテジスト、クラウディオ・ピロン氏は「貿易交渉が決裂すれば、人民元安が実行可能な魅力的な選択肢になる」との見方を示した。

人民銀行はこの日の基準値を6.8822元に設定。前日基準値の6.8896元よりも元高水準だった。

INGの大中華圏担当エコノミスト、アイリス・パン氏は、基準値の設定が元のスポット相場の安定を図る中銀の主な手段になっていると指摘した。

オフショア人民元は1ドル=6.9235元と、国内スポット市場に比べて0.23%の元安水準。

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