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上海外為市場=元軟調、基準値が予想下回る PPIも懸念要因

[上海 14日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで軟調。中国人民銀行(中央銀行)が基準値(中間値)を予想以上の元安水準に設定したことを受けて、前日の約4カ月ぶり高値から下落している。

基準値はこのところ、市場予測に沿った水準に設定されていたため、一部のトレーダーの間で、当局が経済の逆風が続く中での元高継続に不安感を強めているとの観測が浮上した。

中国国家統計局が14日発表した9月の生産者物価指数(PPI)は前年比10.7%上昇し、1996年10月の統計開始以来、最も高い伸びを記録した。予想も上回った。原材料価格の高騰が背景にあり、企業収益が圧迫されている。

中国人民銀行(中央銀行)が13日発表した9月末時点の社会融資総量残高は前年比10.0%増と、少なくとも2017年以来の低い伸びとなった。

ただ、PPIの急上昇で人民銀行の追加緩和余地が縮小するかについては、市場の見方が分かれている。消費者物価指数(CPI)上昇率は、これまでのところ小幅にとどまっているとの指摘が出ている。

キャピタル・エコノミクスはリポートで「PPI上昇率がこの水準で長期にわたって高止まりすることはないだろう。CPI上昇率は今後も数四半期、2%を下回る見通しで、人民銀行の金融緩和余地が制限される可能性は低い」と述べた。

人民銀行はこの日の基準値を1ドル=6.4414元に設定。ロイターの推定値6.4372元よりも42ポイントの元安だった。

スポット市場の元は1ドル=6.4336元で取引を開始。中盤のレートは6.4388元で、前日終値を103ポイント下回っている。

前日終盤には6月17日以来の高値となる6.4260元まで値上がりしていた。

元は年初から対ドルで1.4%上昇しているが、主要貿易相手国の通貨バスケットに対しては5.5%値上がりしている。

ある外資系銀行のトレーダーは「今はドルのロングポジションを構築すべきだ。米中関係は大幅には改善しないとみられ、ドル/元の反発に賭けることで利益を確定できるチャンスが十分にある」と述べた。

中盤のオフショア人民元は1ドル=6.4378元。

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