June 12, 2019 / 6:39 AM / 3 months ago

上海外為市場=貿易懸念で元軟化、中銀が基準値で変動抑制

[上海 12日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、下落。トランプ米大統領の発言で米中通商協議が長期化する懸念が強まったことが元を圧迫している。ただ、中国人民銀行(中央銀行)が基準値(中間値)を前日とほぼ同水準に設定したため、下げは限定的。

取引開始前に発表された人民元の対ドル基準値は1ドル人民元の対ドル基準値は1ドル=6.8932元、前営業日の6.8930元からわずか2ポイントの元安水準だった。

国内スポット市場の元は1ドル=6.9100元で始まり、中盤時点で6.9162元と、前日終値より50ポイント元安、基準値から0.33%下落して推移している。

人民銀行の易綱総裁は元相場に超えてはいけない一線はないとしているが、基準値が予想よりも元高に設定されるのは、人民銀行が元の不安定な動きを望んでいないことを示す。

OCBC銀行(シンガポール)の大中華圏調査責任者トミー・シー氏は、市場は人民銀のスタンスを推し量る上で引き続き基準値に注目することになると述べた。

トランプ大統領は11日、中国との通商協議について、中国側が4、5項目の「主要な点」で再び合意しない限り、協議を先に進めない姿勢を示した。ただ主要な項目が何を指すのかは不明。

トランプ氏の強硬発言は、元に対する弱気センチメントを強めている。だが複数の通貨トレーダーは、国内スポット市場の元が20カ国・地域(G20)首脳会議までは現在の水準で推移し、人民銀行は1ドル=7元を超える元安を容認しないとみている。

ゴールドマン・サックスは元予想を引き下げ、3カ月以来に1ドル=7元を超えると予想。3カ月後が7.05元、6カ月後が6.95元、12カ月後は6.80元とした。これまでの予想はそれぞれ6.95元、6.65元、6.65元だった。

「幾分の下落は、可能性が高い関税引き上げと相殺されるが、さらに下落すれば当局がこれまで超えないようにしている心理的節目の7.00元に近づく可能性がある」とゴールドマンは指摘した。

オフショア人民元は中盤時点で1ドル=6.9266元。

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