May 23, 2019 / 6:04 AM / a month ago

上海外為市場=貿易摩擦激化で下落、下げ幅は限定的

[香港 23日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、米中貿易摩擦がテクノロジーセクターに波及する中、対ドルで下落。ただこの日の人民元の対ドル基準値が市場予想よりも元高方向に設定されたことから下げ幅は限定的となっている。

ロイターは22日夜、米政府が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に科した制裁のような措置を、人道的な理由から、中国監視カメラ大手の杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)に適用することを検討していると報じた。

国内スポット市場の人民元は中盤時点で1ドル=6.9139元と前営業日終値比71ポイント、基準値比0.21%の元安。

市場筋は中国人民銀行(中央銀行)の基準値設定が市場予想と比べ、元高だったことが人民元の下落を抑制しているとの見方を示した。

人民銀はこの日、元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=6.8994元に設定。前営業日基準値(6.8992元)と比べてやや元安となったが、ロイターがまとめた市場予想(6.901元)よりも元高だった。

香港を拠点とする国際銀行の外国為替取引担当責任者は「人民銀は(ドル/人民元の基準値を)意図的にドル安に維持し、(人民元のショートポジションを積もうとする)動きを阻止しようとしている」と指摘した。

また上海を拠点とする別のトレーダーは、人民銀当局者の発言が人民元の下落圧力の緩和につながっていると指摘。「当局者が積極的に発言していることから人民元は最近、比較的安定している」と語った。

人民銀の潘功勝副総裁は今週、外国為替市場の安定的な運営を維持し、人民元相場を合理的かつ均衡の取れたレンジ内に保ち続ける自信があると強調した。

OCBCウィンハンのエコノミストは、6月下旬の20カ国・地域(G20)首脳会議の際に見込まれるトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の会談も元の下落圧力を抑制していると指摘。「投資家は依然としてG20での会談に期待している」と語った。

オフショア人民元は1ドル=6.9337元と国内スポット相場と比べ0.29%の元安。

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