[上海 3日 ロイター] - 中国 前場終値 前日比 % 始値 上海総合指数<.SSEC 2,872.7397 - 3.0675 - 0.11 2,869.8822 > 前営業日終値 2,875.8072 CSI300指数<. 3,836.248 + 0.189 0.00 3,829.212 CSI300> 前営業日終値 3,836.059 香港 前場終値 前日比 % 始値 ハンセン指数 26,405.96 - 38.76 - 0.15 26,315.97 前営業日終値 26,444.72 ハンセン中国株指数 10,380.88 + 16.97 + 0.16 10,328.09 前営業日終値 10,363.91 前場の中国株式市場は下落。米国の新たな制裁関税発動を受けて、米中の「第1段階 」通商合意実現に不透明感が広がり、上海株は3カ月超ぶりの安値を付けた。 上海総合指数 前場終値は3.0675ポイント(0.11%)安の2872.7 397。一時0.6%下げ、8月26日以来の安値をつけた。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 前場終値は0.189ポイント(0.00%)高の3836.248。 トランプ米大統領は2日、ブラジルとアルゼンチンの通貨切り下げで米国の農業が打 撃を受けたとして両国から輸入する鉄鋼とアルミニウムに直ちに関税を課すと表明した。 トランプ氏はまた、香港人権・民主主義法(香港人権法)の成立によって中国との通 商協議は容易ではなくなったが、中国は依然として米国との取引(ディール)を望んでい ると述べた。 2日これより先、中国は香港人権法成立を受けた対抗措置を発表。米軍機・艦艇の香 港立ち寄りを禁止したほか、香港での暴力的な活動を支援したとして、米国に本部を置く 複数の非政府組織(NGO)に制裁を科す方針を示した。 開源証券のアナリスト、ティアン・ウェイドン氏は、トランプ氏の南米産鉄鋼・アル ミへの関税発動発表を受け、同氏の国益重視の姿勢を考えると米中の妥協は難しいのでは ないかとの懸念が広がったと述べた。 香港株式市場も下落。ただ、追加景気対策期待から下げ渋って前引けた。 ハンセン指数前場終値は38.76ポイント(0.15%)安の2万6405. 96。 ハンセン中国企業株指数(H株指数)前場終値は16.97ポイント(0.1 6%)高の1万0380.88。 香港政府が発表した10月の小売売上高は前年比24.3%減と過去最大の落ち込み を記録。6カ月近く続いている抗議デモが観光や個人消費を直撃していることが浮き彫り となった。 (