October 25, 2019 / 7:33 AM / a month ago

信越化、半導体シリコン堅調で4─9月の増益確保 通期予想は据え置き

[東京 25日 ロイター] - 信越化学工業が25日発表した2019年4─9月決算では、営業利益が前年同期比0.6%増の2105億円だった。当期利益は同3.9%増の1650億円。上半期の最高益を更新した。製品市況下落の影響で売上高は0.7%減となったが、半導体シリコン分野が増収・増益と堅調で、全体でも増益を確保した。

柱の一つ、半導体シリコン分野の営業利益は同11.8%増の745億円だった。会見した笠原俊幸経理部長は「半導体デバイス市場に軟化の動きが見られたが、出荷水準の維持に努めた」と述べた。主力の300ミリと200ミリのウエハーは長期契約に基づき、市況変動などの影響を受けにくいという。

半導体市場の動きについては、足立幸仁広報部長によると「用途別に色合いが違う」という。足立氏は「ロジックは足元堅調。メモリーはしばらく調整が続くのではないか」との見方を示したが「今後の見通しは、はっきりしたことは読みにくい」と述べるにとどめた。

一方、塩ビ・化成品分野は市況変動の影響で減収・減益だった。営業利益は同13.3%減の517億円だったが「出荷はいずれも堅調だった」(笠原氏)という。

日韓関係の悪化の影響については「今のところない」(足立氏)という。対象品目となったのが普及途上のEUV(極端紫外線)レジストで影響が限られたほか、手続きを経れば輸出は可能なため「作業は増えたが売買で大きな支障が出ていることはない」(足立氏)という。

2020年3月期の業績予想は据え置いた。売上高は前年比2.8%減の1兆5500億円、営業利益が同0.3%増の4050億円、当期利益が同1.6%増の3140億円としている。年間配当予想も1株あたり20円増配の220円で変更しなかった。

平田紀之

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