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再送-日銀総裁会見こうみる:金利固定戦略は円売りをサポート=野村証券 池田氏
2017年9月21日 / 08:16 / 1ヶ月前

再送-日銀総裁会見こうみる:金利固定戦略は円売りをサポート=野村証券 池田氏

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[東京 21日 ロイター] -

<野村証券 チーフ為替ストラテジスト 池田雄之輔氏>

  きょうの日銀金融政策決定会合で唯一のサプライズだったのが、新たにメンバーに加わった片岡審議委員が反対票を投じたこと。しかも、事実上、追加緩和を主張したことだった。この点に関して、黒田総裁は会見で「具体的なコメントは控えたい」と述べている。

日銀は、黒田総裁がリードする今年度いっぱいは少なくとも、現状の長短金利操作を維持する方向だろう。

金利固定戦略は、金利差に強く影響される為替の世界においては「他人頼み戦略」を意味する。日銀は自ら円相場に働きかけることを放棄しているからだ。

  幸い、20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表では、米国の「今年あと1回、来年3回」という従来の利上げシナリオが維持され、米金利上昇、ドル高が加速した。サプライズだったのは、中心意見だけでなく、ほとんどのメンバーが、今年と来年について、利上げ想定を引き下げていないことだった。

今後は、10月に開始される米連邦準備理事会(FRB)のバランスシート縮小に対し、米国株が持ちこたえられるかどうかを重視している。このタイミングで米株が崩れるリスクを想定し、「追加利上げは困難」と見ている市場参加者が多いためだ。

実際には、企業業績は上方修正が相次ぐ可能性が高く、10月の「難所」を米国株は乗り切ると見ている。それとともに、米追加利上げへの市場の織り込みも加速する公算が大きい。

ドル全面高が想定される中、ヘッジファンド勢は「売り」の通貨として円を選ぶ確率が高まっている。ユーロ、ポンド、カナダ、いずれの主要通貨にも中央銀行の「タカ派化リスク」が意識されるためだ。

その中で、日本の金利固定戦略はいっそう際立ってくる。世界的な金利上昇局面にあって、円は「もっとも金利が上がりにくい通貨」として全面安に近い展開になり得る。

ドル円は10月中に115円に到達すると予想している。

  衆院解散・総選挙については、仮に安倍政権継続を投資家に意識させる場合、「黒田総裁の積極緩和路線も長期化」と解釈され、円売りをサポートする可能性があるだろう。

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