December 15, 2017 / 3:02 AM / a month ago

再送-為替こうみる:ユーロ高がインフレ率を下押し、ECBはハト派化=野村証券 池田氏

(記事検索コードを修正しました。)

[東京 15日 ロイター] -

<野村証券 チーフ為替ストラテジスト 池田雄之輔氏>

欧州中央銀行(ECB)は14日にECBスタッフの経済見通しを発表した。

最大の注目点で今回から発表された2020年のインフレ見通し(HICP)は1.7%となり、ECBが目標としている2%かそれをやや下回る水準よりも低い結果となった。従って、執行部としては、積極的な金利の引き上げを想定していないことが明らかになった。

同数値が1.9―2%であれば、ECBが利上げを実施する可能性が市場に伝達されたはずだが、1.7%では利上げに対する積極的な姿勢は見せていないし、金融引き締めに対して積極的であると市場に解釈して欲しくないのだろう。

ECBがハト派化している背景には、インフレ率が9月以降、予想外に低下していることが影響していると推察される。インフレ率低下の元凶は、年初からの急激なユーロ高/ドル安だった公算が大きい。

結局、思惑主導でユーロ高となると、域内のインフレ率を下押しし、ECBはハト派化、ユーロの上値を抑えてしまう。持続可能なユーロ高が展望できるのは、ECBの量的緩和終了が視野に入る一方、米利上げ期待が天井に近づく来年半ば以降になると予想している。

目先、年末までのユーロ/ドルのレンジは1.17―1.18ドルで上値の重い展開を予想する。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below