March 28, 2019 / 6:56 AM / a month ago

再送-為替こうみる:米の逆イールド、過去すべてドル高=三菱UFJMS 服部氏

(検索コードを修正して再送します。)

[東京 28日 ロイター] -

<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 シニア投資ストラテジスト 服部隆夫氏>

1971年以降に米国で、3カ月物財務省短期証券(Tビル)金利が10年債利回りを上回り、長短金利が逆転したのは6回。逆イールドが発生する前の月と、それが解消した月のドル/円を比較すると、その6回すべてでドル高/円安が進んでいる。平均上昇率は11%だった。

直近で逆イールドとなったのは、06年8月から07年5月にかけて。その期間、ドルは115.71円から122.66円へ6%上昇した。リセッションの前兆とされる逆イールドが始まると、ドル高/円安が進むというのは意外だ。

逆イールドは短期金利が、景気を加速も減速もさせない中立金利に近づいているか、それを超えて高い水準へ達したことを示している。逆イールドとドル/円の間に直接的な因果関係は考えにくいが、将来的に景気が減速し、インフレ率も低下するとの期待が投資家の間で広がり、米国で実質金利が上昇するとの見方がドルを押し上げた可能性はある。

長短金利の逆転は、経済指標や株価などと比べて、リセッションの予測力が高いことで知られる。サンフランシスコ地区連銀によると、55年以降に同年限間で逆イールドが発生したのは10回で、うち9回は実際にその後、リセッションへ突入した。

ただ、逆イールドとリセッションとの因果関係は不透明だ。逆イールドはリセッションを導く根本的な原因について多くを語っているわけではないし、両者の関係も明瞭ではない。

連邦準備理事会(FRB)も多くのエコノミストも、米国が近くリセッションに入るとは想定していない。連邦公開市場委員会(FOMC)の経済予測も、実質国内総生産(GDP)成長率は約2%、失業率は4%以下だった。

逆イールドとファンダメンタルズに立脚した予想のどちらが正しいのか、今後見極める必要がある。

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