March 15, 2019 / 2:51 AM / 5 days ago

再送-為替こうみる:FRBはドル高に当惑か、B/S圧縮の早期停止も=SMBC日興 野地氏

(検索コードを追加しました。)

[東京 15日 ロイター] -

<SMBC日興証券 チーフ為替・外為ストラテジスト 野地慎氏>

ドルは現在、ほぼ全ての通貨に対して強さを維持している。

このドル高には、ハト派転換し、利上げ停止まで宣言した米連邦準備理事会(FRB)も当惑しているのではないだろうか。

ドル高については、FRB自身にも原因はある。

FRBはハト派化してもなおバランスシート(B/S)の縮小を続けているため、結果的にリスクマネーの米国還流を促している。

他の中銀のハト派化もドル高に寄与している。

ユーロ/ドルは、欧州中銀(ECB)のTLTRO(貸し出し条件付長期資金供給オペ)第3弾の実施決定を拠り所にして再度下落し、ドルを押し上げている。

中国経済減速の影響で、オセアニア地域の中銀もハト派傾斜し、FRBのハト派度合いが相対的に色あせてしまっていることも、ドル高の背景だ。

ドル高は米国のグローバル企業の業績の下押し圧力となるとみられる。

これから明らかになる1―3月期の米企業決算でそれが確認できれば、FRBは、ドルの一段高を回避すべく、現在進行形のB/S圧縮を早めに切り上げるなどの措置を講じる可能性があるとみている。

米国の株価上昇に伴い、米30年国債利回りは3%台に乗せてきており、10年国債利回りにも潜在的な上昇圧力がかかっている。一方、FRBの利上げ停止や本邦投資家の米債(国債以外)投資は、中長期ゾーンの金利のスムーズな上昇を阻んでいる。

ただ、米長期金利の変動とドル/円相場は目下「別物」となっており、長期金利の変動がドル/円に大きな影響を及ぼすことはないだろう。

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