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安川電機が営業利益予想を一転、増益に上方修正 中国の需要増捉え

 1月12日 安川電機は2021年2月期の連結営業利益(国際会計基準)予想を、従来の減益予想から一転、前年比12.4%増の271億円に上方修正したと発表した。写真は国際展示会で披露された安川のロボット。2019年12月、東京で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 12日 ロイター] - 安川電機は12日、2021年2月期の連結営業利益(国際会計基準)予想を、従来の減益予想から一転、前年比12.4%増の271億円に上方修正したと発表した。いち早く生産活動が正常化した中国でのインフラ関連需要の増加や世界的に好調な半導体市場など、着実な回復が見られることを織り込んだ。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の平均は244億円。

第3四半期に入って中国で第5世代(5G)通信網などインフラ関連需要が増加したことや、グローバルでの半導体・電子部品市場の好調な推移によって、ACサーボ・コントローラー事業では「想定より強い回復が見られている」という。ロボット事業も、中国を中心とした自動車市場の回復や自動化ニーズの拡大で回復基調にあるとし、「当社の主力市場の需要動向は、第2四半期を底に、下半期を通じて着実な回復が見られている」と説明している。

売上高予想も上方修正したものの、前年比では7.3%減。経費削減を通じて収益性が改善しており、純利益予想も従来の減益予想から同15.9%増の180億円と増益予想に上方修正した。コロナ禍の長期化による景気後退懸念は払拭できないとして、経費削減を継続して徹底する方針を示している。

20年12月から21年2月までの想定平均為替レートは1ドル102円、1ユーロ126円、1人民元15.9円などとした。年間配当予想は1株当たり24円で変更していない。

20年3―11月期の営業利益は、前年同期比4.8%増の200億円だった。第2四半期までの減益から増益に転じた。前半にコロナ禍の影響で世界的に設備投資が抑制されたが、生産活動の正常化がいち早く進んだ中国でACサーボ・コントローラー事業の販売が好調に推移。中国ではインフラ関連投資が積極的に行われたほか、自動車市場も好転したという。後半にかけては欧州など中国以外の一部の地域でも持ち直しの動きが見られたとしている。純利益は同3.3%増の140億円だった。

*内容を追加しました。

平田紀之

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