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岸田改造内閣こうみる:統一教会口実に首相の影響力拡大=法政大 白鳥教授

[東京 10日 ロイター] -

<法政大学大学院教授(現代政治分析) 白鳥浩氏>

岸田文雄首相としては内閣支持率が下落するなか早急な対処を考えたのだろう。支持率下落の要因は、世論が割れている安倍晋三元首相の国葬と、安倍元首相銃撃事件で炎上している旧統一教会の問題だ。 ただ実力者はいろいろな団体と関係があるので、今回決まった閣僚も3人は旧統一教会と関係があると言われている。自民党はどこかの時点で、旧統一教会との関係はどこまで許されるのか、何らかのガイドラインを示す必要がある。 岸田政権はワクチン接種のスピード感などで菅政権と比較されることも多い。菅政権で閣僚だった加藤勝信氏と西村康稔氏を入閣させることで、菅政権との比較を封殺させる狙いがあるとみられる。 また昨年の総裁選で戦ったライバルの高市早苗氏と河野太郎氏を閣僚に取り込んでいる。安倍派では、萩生田光一氏を同派閥重鎮の下村博文氏や塩谷立氏の頭ごなしに政調会長として登用しており、安倍派を分裂させる仕組みに見える。統一教会を口実に岸田首相の影響力を拡大するよく考えられた人事だ。 党役員では岸田首相と近い谷垣グループの遠藤利明氏を総務会長に入れ、安倍派の萩生田政調会長が勝手に動かないような仕組みとなっている。かなり練られた人事にみえる。

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