April 1, 2019 / 4:15 AM / 25 days ago

新元号こうみる:人口減少社会、厳しい中にも独自性=第一生命経済研 熊野氏

[東京 1日 ロイター] -

<第一生命経済研究所 首席エコノミスト 熊野英生氏>

「令和」は新しい印象。これから間違いなく人口減少社会となるが、小粒でもきらりと光る、厳しい中でも独自性を出していく、という方向性を示したと受け止めている。

改元は一時的に需要を創出する効果がありそうだが、持続性があり範囲が広いと見込まれるのは、行事効果と記念日効果だ。皇室行事に併せて日本の歴史や文化が長時間紹介され、国民が歴史や伝統への関心を高めれば、間接的に日本文化を体感しやすい京都・奈良方面への国内旅行需要を喚起する。そうしたニーズを予想し、旅行会社やホテル・飲食店が事業拡大をするかもしれない。

また、新元号がスタートするタイミングで結婚、あるいは婚姻届を出すという人が増える効果にも注目している。人生の記念として、シンボリックな行事と自分のイベントを重ねたいという心理が記念日効果を生む。

ただ、経済効果はグロスとネットで考えなければならない。例えば10連休は、過去にとれなかった長期休暇を利用し、旅行でもしてみようと多くの消費者に思わせるだろう。旅行やレジャー、飲食やサービスなど特定分野の需要が伸びる可能性がある。一方、そこにお金をかけた分、衣料品や嗜好品など別の消費を削るかもしれない。消費性向がトータルで上がったかが重要だ。 (杉山健太郎)

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