January 22, 2019 / 7:11 AM / a month ago

日産・ルノー問題、ダボスで日仏閣僚会談の予定なし=経産省幹部

[東京 22日 ロイター] - 経済産業省の幹部は、日産自動車と仏ルノーの企業連合のあり方を巡り、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に合わせてフランスのルメール経済・財務相と世耕弘成経済産業相が会談する予定はないとの認識を示した。一部でルメール経済相と世耕経産相が会談する可能性が伝えられたが、両社の提携は民間の問題であり、世耕経産相は要請があっても会談に応じない方針という。フランス政府はルノーの筆頭株主。

共同通信によると、ルメール経済相は21日のパリでの記者会見で、世耕経産相と会談する予定は「入っていない」と述べたと伝えた。

また、経営統合を要求したとされる問題については「私たちの優先事項はルノーに安定的で永続的な新経営体制を発足させることだ。一歩一歩前へ進み、物事を急いで進めない方が良い」と語った。

複数の国内メディアは、ルメール経済相が22日からダボスで開かれる世界経済フォーラムの年次総会に合わせ、世耕経産相との会談を要請していると報じていた。

一方、フランス政府出身でルノーのマルタン・ビアル取締役らなどフランス政府代表団が前週に来日し、政府関係者と会談した。関係者によれば、フランス代表団は「これまで両社の間で経営統合が検討されてきた」ことなどを伝えたという。

仏メディアは、ルメール経済相が20日、訪問先のエジプトで記者団に対し、両社の経営統合は「今のところ交渉のテーブルに乗っていない。議論しているのはルノーの経営体制のあり方だ」と述べたと報じていた。

同日付の仏紙・ジュルナル・デュ・ディマンシュとのインタビューでも、ルメール経済相は、両社間で株式保有のリバランスや資本関係の変更は検討されていないと述べていた。

日産の事情に詳しい関係筋は、両社の企業文化が異なるうえ、ルノーの生産性が低く、日産は主要技術に大きく貢献していることを考えると、報じられたフランス政府側の経営統合提案は「意味がない」と指摘。「事実上の合併になるが、理にかなっているとは思わない」とも述べ、フランス政府の提案については直接、聞いたことがないと語った。 日産の西川廣人社長は21日、今後のルノーとの資本関係について「まだそういう議論をする段階ではない」と記者団に話した。

ルノーは日産株式の43%を保有しているが、日産はルノーへの出資が15%にとどまり、議決権も持っていない。 (白木真紀 編集:田巻一彦)

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