February 16, 2018 / 4:22 AM / 6 months ago

日銀人事こうみる:大規模緩和継続の副作用、増幅を懸念=ニッセイ基礎研 上野氏

[東京 16日 ロイター] -

<ニッセイ基礎研究所 シニアエコノミスト 上野剛志氏>

3人とも有力候補として名前が挙がっており、意外感はない。黒田総裁はアベノミクスの象徴として続投。雨宮氏は現行政策の継続ということで市場に安心感を与える役割が期待されている。若田部氏はリフレ派で、緩和を強力に推進していくという安倍政権のスタンスをアピールするために選ばれたのだろう。

若田部氏は最近の発言で、国債買い入れ額を90兆円に増額するべきとしており、現段階でも追加緩和を求めている。一段の円高や景気後退への懸念が高まった時には、その主張を強めてくる可能性があり、大規模緩和の副作用が増幅される恐れがある。まだ先の話だが、緩和政策の出口が議論される局面では、まず可否判断の「否」の方に重きがおかれ、タイミングに関してもより遅らせる方向で影響しそうだ。

日本経済はモルヒネを散々投与された入院患者。出口を遅らせれば遅らせるほど無事に退院するハードルが上がる。今すぐ止めるのは難しいというのは分かるが、大規模緩和は続け過ぎている。将来のリスクや副作用が懸念される状況だ。

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