February 16, 2018 / 3:17 AM / 6 months ago

日銀人事こうみる:安定した布陣、YCC政策を推進=セントラル短資 佐藤氏

[東京 16日 ロイター] -

<セントラル短資・総合企画部企画調査グループ係長 佐藤健司氏>

政府が国会に提示した日銀の総裁・副総裁人事案は、安定した布陣だ。財務省出身の黒田総裁再任は予想通り。副総裁に、日銀出身で現政策の立案に携わってきた雨宮氏、リフレ派で民間出身の若田部氏を候補として充てた。市場の混乱を避けながら、うまくバランスを取ったのだろう。

日銀の金融政策は、イールドカーブ・コントロール(YCC)政策で道筋ができている。市場動向を踏まえて、国債買い入れを減らしていく姿勢に変わりはないだろう。逼迫する需給を踏まえると、国債買い入れを大幅に増やすことは考えにくい。

仮に円高の進行や景気減速感が強まる局面があったとしても、日銀に残された緩和カードが少ないため、従来のようにサプライズを伴った追加策を打ち出すことは難しい。YCCの枠組みの中で、金利ターゲットの微修正などにとどまる可能性がある。

副総裁に若田部氏が就任したとしても、リフレ派グループの主張が政策委員の主流になるとは考えにくく、出口に向けた障害になることはないだろう。世界経済や市場の動向にも影響されるだろうが、実務的な政策にすり寄らざるを得ないとみている。執行部がリフレ派グループをコントロールすることは可能だろう。今回の人事で短期金融市場に与える影響は限定的だろう。

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