October 1, 2019 / 1:10 AM / 18 days ago

日銀短観こうみる:想定レートは市場寄り、予防的緩和の可能性残る=FXプライム 上田氏

[東京 1日 ロイター] -

<FXプライムbyGMO 常務取締役 上田眞理人氏>

大企業・製造業の下期の想定レートは108.50円と、外為市場で目下ドル相場の上値抵抗線として意識されている水準でもあり、企業も現状では109円台までの円安はやや難しいと感じているのだろう。

今回の短観は市場予想を上回ったものの、なお「予防的な」金融緩和を実施する余地があるとみている。日銀が10月の決定会合で追加緩和を実施すれば、108.50円をトライしていく流れとなるだろう。他方、追加緩和が実施されなければ、国内外で失望感が広がり、投機筋を中心に円が買い戻されることとなりそうだ。

10月の決定会合は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の外国債券の運用拡大計画との関連でも注目される。

日本経済新聞電子版は30日、公的年金を運用するGPIFが外国債券の運用を拡大すると伝えた。為替相場の変動に伴う損失をヘッジ(回避)した外債を国内債券扱いにできるよう運用計画を変え、外債の投資枠を実質的に増やすという。運用計画の変更は近く公表される。

GPIFの外債投資枠拡大は、円高阻止を意図して、金融緩和とGPIFの運用見直しがセットで行われた2014年秋を想起させる。

日銀は2014年10月31日にマネタリーベースをそれまでの60―70兆円から約80兆円まで拡大する量的緩和の拡大を決定した。

GPIFは同日、運用の基本ポートフォリオを見直し、国内債券を減らし、株や外国債券などのリスク資産での運用を拡大すると発表した。

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