April 3, 2017 / 2:14 AM / 10 months ago

日銀短観こうみる:2016年度設備投資実績、マイナス圏の着地も=SMBC日興 丸山氏

[東京 3日 ロイター] - <SMBC日興証券 チーフマーケットエコノミスト 丸山義正氏>

 大企業の業況判断の現状DIは、製造業が2016年12月調査のプラス10から3月調査はプラス12へ、非製造業はプラス18からプラス20へ改善した。   一方、先行きに関しては慎重姿勢が色濃くにじんでおり、想定為替レートについても慎重姿勢が読み取れる。

2017年度の想定為替レートは108.43円と実勢より円高に設定されている。慎重な判断の一因は、トランプ政策の読みにくさにあるとみられる。

さらに2017年度の経常利益計画は製造業が前年度比マイナス0.3%、非製造業がマイナス0.1%、全産業ではマイナス0.2%といずれもほぼ横ばいとなった。

2016年度下期に改善した発射台を考えれば、明確な増益を見込むのが素直と考えられるが、ここでも慎重な姿勢が示されている。

こうした慎重姿勢が色濃い事業計画のなかで、2017年度の設備投資計画は、大企業全産業が前年度比プラス0.6%で、3月調査時点としては2007年度のプラス2.6%以来の高水準だ。

ただ、企業が設備投資に対して真に強気か否かは6月調査まで留保すべきかもしれない。2016年度計画が12月調査の前年度比プラス5.5%から、3月調査の実績見込みでプラス1.4%へ大幅に下方修正されたからだ。

実績見込みから実績へ、過去5年間の平均的なバイアスはマイナス3%ポイントで、これを今回に当てはめるとマイナス圏での着地が不可避となり、堅調な設備投資を想定していた日銀にとっては、想定外の展開となる蓋然性がでてきている。

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