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日銀総裁会見こうみる:マイナス金利の見直し、検討必要=第一生命経済研 熊野氏
2017年10月31日 / 09:11 / 20日後

日銀総裁会見こうみる:マイナス金利の見直し、検討必要=第一生命経済研 熊野氏

[東京 31日 ロイター] -

<第一生命経済研究所 首席エコノミスト 熊野英生氏>

  黒田東彦総裁は、今の時点で出口の議論はミスリードになり市場にマイナスになるとして、現行政策の見直しを検討するには時期尚早との認識を示した。ただ、メガバンクの人員削減計画など、マイナス金利政策が金融システムに悪影響を与える事態も出てき始めた。

日銀が年間80兆円をめどとする長期国債買入ペースを正式に見直し、その後にマイナス金利政策に着手するとなると、途方もなく先になる。マイナス金利政策をいつまで続けるのか検討するべきだと思う。

片岡剛士審議委員は執行部提案に反対票を入れたが、さらに長期国債買い入れを増やせとは言わず、イールドカーブ・コントロール(YCC)の枠組みに沿った対案を出した。執行部提案に反対できても、YCC全般を否定するほどの強力な論陣を張ることはできなかったのだろう。

日経平均株価が2万2000円に乗せ、年間6兆円ものETF買いをしなくてもよい局面が訪れている。黒田総裁は会見で「実際の買い入れ額は変動する」と柔軟な姿勢をみせたが、必要性はないとは言わなかった。

ただ、いまの執行部を眺めると株式市場に精通した人物が1人もいない。リフレ派を入れることに目が行きすぎて人選が偏ってしまったのではないか。長期国債の買入れの出口とETF買入れの出口は別ものであり、極めて重要な問題を見過ごした気がする。

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