December 19, 2019 / 8:35 AM / a month ago

日銀総裁会見こうみる:笑顔でスティープ化に言及、景気改善の兆しに期待か=大和証 岩下氏

[東京 19日 ロイター] -

<大和証券・チーフマーケットエコノミスト 岩下真理氏>

「イールドカーブはもう少しスティープ化した方がいい」と、にっこりと笑顔で発言したのはとても印象的だった。この根底には、世界経済を今後注視していかなければならないとしつつも、見通しに対して明るい兆しがあると思っていることがあるのではないか。政府の経済対策による実体経済への具体的な影響を織り込んだ1月の展望レポートで2020年度の成長率見通しが引き上げられ、それに伴い需給ギャップの改善が続くことから、物価見通しも引き上げれられる可能性がある。また、海外金利もスティープニングし始めているため、超長期金利は自然とスティープ化するという意図があるのだろう。

国際通貨基金(IMF)が提言した金利目標の短期化については、27日に公表される12月の「金融政策決定会合における主な意見」で、短期化についての意見がなければ、「今は考えていない」という黒田日銀総裁の発言通りということだ。

将来的に金利目標の短期化に踏み切るのは、現行の政策枠組みを見直す機運が高まった時だ。景気がある程度改善し、物価も大きく下がらない状況になった時に、マイナス金利の撤廃と金利目標の短期化を同時に行うのではないか。マイナス金利深掘りの副作用のための、金利目標の短期化は考えていないとみている。

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