[東京 8日 ロイター] - 三井不動産は8日、東京ドームに対して実施しているTOB(株式公開買い付け)について、最大の株主である香港ファンドのオアシス・マネジメントが応募契約に締結する意向を表明したと発表した。契約締結へ協議を開始する。
三井不動産によると、7日のオアシスとの協議でTOBへの賛同を求め、オアシスは運営するファンドが所有する東京ドームの普通株すべてを1株1300円の提示価格で応募する意向を表明。関連条項で合意が成立し、内部承認手続きが完了することを条件に、応募契約を締結する用意があることを明らかにしたという。
7日の協議には読売新聞グループ本社も参加。三井不動産は東京ドームを完全子会社化した後、株式の20%を読売新聞グループ本社に譲渡する契約を締結している。
オアシスは東京ドームに経営改革を迫り、社長など取締役3人の解任を求めていた。
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