[東京 27日 ロイター] - ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 109.14/16 1.1008/12 120.16/20 午前9時現在 109.09/11 1.1020/24 120.23/27 NY午後5時 109.03/06 1.1018/22 120.18/22 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の109円 前半。一時109.17円まで上昇し、前日につけた2週間ぶり高値に迫った。しかし一 段と上昇する手がかりにも乏しく、売買が交錯した。 アジア株が総じて底堅い展開となる中、ドル/円も日中を通じて堅調な動き。109 円台を割り込むことなく推移した。108円台にきょう権利行使期限を迎えるオプション のストライクがまとまっていたことも、下値を支える一因になったという。 一方、上値では実需を中心に売りが活発。109円前半から半ばにかけては、輸出企 業が下期の想定レートを意識して、ドルの手当てに動くことが多いといい、テクニカル的 に節目となる水準がまとまっていることも、短期筋の売りが出やすい要因となっている。 米国があす28日に感謝祭を迎えるため、為替市場はきょうの海外時間から参加者が 減少し、流動性が低下する見通し。値動きが鈍る一方、動き出すと値幅が大きくなる可能 性もあり「下手に手を出さないほうが無難」(トレーダー)と様子見を決め込む声が出て いた。 アジア市場では豪ドルが下落した。豪ウエストパック銀行が、豪中銀は来年2度の利 下げを実施し、政策金利は6月に0.25%まで低下、年後半には量的緩和に踏み切ると の予想を公表したことが話題となった。 ウエストパックでは「2月までの利下げでは、中銀が目指す成長率やインフレ率、失 業率に達するのは難しいと考えている」としている。豪ドルは74円前半から73円後半 へ下落した。 (為替マーケットチーム)