[東京 3日 ロイター] - ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 109.16/18 1.1072/76 120.87/91 午前9時現在 109.01/03 1.1074/78 120.74/78 NY午後5時 108.98/01 1.1077/81 120.72/76 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の109円 前半。海外市場でドルは1週間ぶりに108円台へ反落したものの、東京市場では小幅な がら切り返した。 ドルは朝方からじり高。仲値にかけて実需の買いが入ったことに加え、対豪ドルで円 が売られたことで、ドル/円にも上昇圧力がかかった。 きょう午前に発表されたオーストラリアの第3・四半期経常黒字は79億豪ドルと、 事前予想を上回り過去最大を更新。午後に豪中銀が政策金利の据え置きを決めたが、声明 の内容が「前回よりやや楽観的」(外銀)だったという。 豪ドルは午後にかけて、午前の74円前半から後半へじりじりと上昇。「予想を上回 る経常黒字がGDPを押し上げる」(別の外銀)可能性があることも、話題となった。 ドルは午後に109.21円まで切り返した。前日海外では108.92円まで下落 し、11月26日以来1週間ぶり安値をつけていた。 前日にドルが売られたのは、米経済指標の下振れや、トランプ米大統領がブラジルと アルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに関税を課すと表明したことなどが主因。 市場では、今回の関税賦課の「真の目標は中国」(FX会社)とみられている。 大統領はさらに、ツイッターに「連邦準備理事会(FRB)は多くの国がドル高をう まく利用することを防ぐため、行動を起こす必要がある。金利を引き下げ、緩和する必要 がある!」などと投稿、市場のドル買いを抑制した。 (為替マーケットチーム)