[東京 9日 ロイター] - ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 109.46/48 1.2175/79 133.31/35 午前9時現在 109.46/48 1.2171/75 133.23/27 NY午後5時 109.42/52 1.2171/75 133.28/32 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点(109.42/52 円)とほぼ同水準の109.46円付近。米10年債利回りが1.5%台前半まで低下し たものの、影響は限定的だった。明日に米消費者物価指数(CPI)の発表と欧州中央銀 行(ECB)の政策理事会を控え、様子見姿勢が広がった。 米10年債利回りは前日の米国時間に1.52%台まで急落した。現在も1.52% 台での推移となり、約1カ月ぶりの低水準となっている。 ただ、ドル/円は109円半ばでもみあう展開が続いた。 市場からは、前日の米金利低下の要因は不透明な部分が多く、「市場参加者の間でも 明確な理由が分かっていない」(国内銀行)との声が聞かれた。「(米金利低下の)理由 が分かっていないだけに、為替や株の反応は薄い」(同)という。 また、明日には米CPI発表とECBの政策理事会を控え、「米ドルもユーロも動き づらい状況」(楽天証券・FXディーリング部、荒地 潤氏)との指摘が聞かれた。 一方、きょうはカナダ銀行(中央銀行)の政策金利発表が予定され、中銀総裁が会見 でタカ派的な発言をするかに関心が集まっている。 カナダ中銀は、主要国の中でもいち早く金融政策の正常化に向けて動き出した。きょ うの会合では、政策金利の誘導目標が0.25%に据え置かれると見込まれている。市場 では「これ以上タカ派の姿勢を示す可能性は低い」(楽天証券・荒地氏)との声も出てい た。 現在、加ドル は1米ドル=1.2106加ドル付近で推移している。 (為替マーケットチーム)
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