[東京 10日 ロイター] - ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 109.55/57 1.1107/11 121.70/74 午前9時現在 109.48/50 1.1107/11 121.63/67 NY午後5時 109.51/53 1.1105/07 121.62/66 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらずの10 9円半ば。アジア株高の中で円は軟調地合いが続き、一時109.61円とドルは昨年1 2月27日以来、2週間ぶり高値を更新した。 中東情勢の緊迫ムード後退で世界株指数が最高値を再び奪回する中、東京市場でも円 は小幅ながら弱含み。ドルは日中を通じて高値圏でもみあいが続き、午後3時前に海外市 場でつけた高値をわずかに上抜けた。 クロス円も同様の値動き。特に11月小売売上高が予想を上回った豪ドルは、75円 前半と3日以来の高値をつけた。 市場ではきょう発表の12月米雇用統計が上振れれば、ドルが110円乗せを試す展 開になるとの指摘が出ている。だが「事前に発表された他の雇用関連指標が上振れたこと で、雇用統計も強含みになるとの期待がすでに出回っている。よほど大きく市場予想を超 えなければ、上値を試すのは難しいのではないか」(外銀)との声もあった。 円安ムードが広がる起点となったイラン情勢に対する楽観論に、警鐘を鳴らす声もあ る。8日に墜落したウクライナ旅客機に多くの乗客が乗っていたカナダのトルドー首相は 、旅客機はイランの地対空ミサイルによって誤爆されたとの情報を得ていると明言した。 直接的な武力衝突は避けられたものの、米の制裁強化で反米感情が高まりやすい面なども 懸念されている。 (為替マーケットチーム)
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