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午後3時のドルは120円前半、16年2月以来の高値 米金利上昇で一段高

[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(119.47/48円)に比べてドル高/円安の120.31/33円で推移している。昨日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長によるタカ派的な発言を受けて米金利が上昇し、ドル高が一段と進んだ。ドルは一時120.46円付近まで上昇し、その後も120円台を維持。2016年2月2日以来の高値で取引された。

 3月22日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(119.47/48円)に比べてドル高/円安の120.31/33円で推移している。写真は米ドル紙幣。2月14日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

時間外取引で米10年債利回りは足元、2.33%台で推移。19年5月以来の高水準となっている。

パウエルFRB議長は21日、インフレ抑制のためFRBは必要に応じて通常より大きな幅での利上げを実施する可能性があると述べた。

マーケット関係者からは、パウエル議長の発言はタカ派的でサプライズだったとの見方が聞かれた。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)から数日でさらにタカ派傾斜しており、物価高を抑えようとする強い姿勢がみえるという。

T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネジャー、浪岡宏氏は「先週の黒田東彦日銀総裁の会見がハト派的でパウエル議長と対照的だったので、日米の金融政策の差がより明確化している」と話す。

ドルが今後も120円台で推移した場合は、「122円程度まで上昇する可能性もある」と、浪岡氏は予想する。

黒田日銀総裁が足元の円安を容認する姿勢を示した点も、円売りを加速させているとの声も聞かれた。先週末の会見で黒田総裁は、足元の円安は日本経済にとってプラスと従来の見方を改めて示した。

SMBC信託銀行のマーケットアナリスト・合澤史登氏は、円安に対するネガティブな発言が全く出てこなかったことが円売り要因としてクローズアップされているとし、「資源価格の高騰などで日本の経常赤字定着が円売り材料として意識される中、さらに日米の中銀トップの発言でドル高/円安が加速した」と指摘する。

目先のドル/円については、円安基調が続くと予想する声が多く聞かれた。ただ、米利上げの織り込みはかなり進んでいるため、「ドルは4―6月期にかけて122円―123円程度の高値を付ける可能性はあるが、125円台を試す方向には行きづらいとみている」(野村証券・チーフ為替ストラテジスト、後藤祐二朗氏)との見方もあった。

ユーロ/ドルは1.0979ドル付近でやや軟調。ユーロ/円は132.12円付近で、2月11日以来の高水準で推移している。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 120.31/33 1.0979/83 132.12/16

午前9時現在 119.58/60 1.1015/19 131.73/77

NY午後5時 119.47/48 1.1014/18 131.58/62

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