[28日 ロイター] - 週明け28日中盤の東南アジア株式市場は、クアラルンプ ールとバンコクの両市場が主導する形で大半が下落した。マレーシアとタイが新型コロナ ウイルスの感染拡大を抑制するため、制限措置を強化したことが弱材料になった。 クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは一時、1.2%安と、昨年11月1 0日以来の安値を付けた。マレーシアのムヒディン首相は28日で終了する予定だった全 国のロックダウン(都市封鎖)を、1日当たりの新規感染者数が4000人を下回るまで 継続する方針を表明した。 バンコク市場のSET指数は8営業日続落。約1カ月ぶりの安値まで下げた。タイ政 府は27日、バンコク周辺を中心とした新たな制限措置を発表。加えてタイ中央銀行の副 総裁が観光業回復の足取りが重い状況を踏まえ、景気がパンデミック(世界的大流行)前 の水準まで回復するには2023年1─3月期までかかるという見通しを示し、一段の地 合い悪化を招いた。 感染者数はインドネシアでも急増し、株価に打撃を与えた。 時間 現在値 前日比 % シンガポー ST指数 14:05 3130.02 +8.42 +0.27 ル 前営業日終値 3121.60 マレーシア 総合株価指数 14:05 1542.28 -17.40 -1.12 前営業日終値 1559.68 インドネシ 総合株価指数 13:30 5972.19 -50.210 -0.83 ア 前営業日終値 6022.399 フィリピン 総合株価指数 13:50 6937.96 -12.55 -0.18 前営業日終値 6950.51 ベトナム VN指数 13:31 1402.53 +12.41 +0.89 前営業日終値 1390.12 タイ SET指数 14:20 1578.88 -3.79 -0.24 前営業日終値 1582.67 (アジア株式市場サマリー)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」