[2日 ロイター] - 2日の東南アジア株式市場の株価は、軒並み上昇。新型コロナウイルス危機から経済が回復するとの楽観的な見方が広がった。
今週に入り、域内の複数の国々で新型コロナ感染拡大を抑制するための数週間にわたる封鎖措置が緩和され、経済活動が再開した。
東南アジア最大の貿易相手国である中国の経済が上向いていることを示すシグナルが、投資家心理を押し上げた。
ジャカルタ市場の総合株価指数は0422GMT(日本時間午後1時22分)時点で、2.39%高と、6市場で特に値上がりした。金融株が上げを主導。セントラル・アジア銀行(BCA)は6%上伸した。
シンガポールのストレーツ・タイムズ指数(STI)は1.25%高と、2週間ぶりの高値。優良株のジャーディン・サイクル・アンド・キャリッジとDBSグループ・ホールディングスが全体の指数を押し上げた。
マニラ市場の主要株価指数PSEiは1.47%高。SMインベストメンツが3%、セキュリティーバンクが7.6%、それぞれ急伸した。
バンコク市場のSET指数は0.77%高。ホーチミン市場のVN指数は一般消費財株にけん引される形で0.28%高となっている。
一方、クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.01%高と、ほぼ変わらず。 (アジア株式市場サマリー)
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