[12日 ロイター] - 12日中盤の東南アジア株式市場の株価は軒並み下落。新型コロナウイルスの感染拡大が中国で再燃し、制限措置を緩和している国々に影響が及ぶことが警戒されている。米中貿易摩擦が激化する見通しも地合いを圧迫している。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は、0341GMT(日本時間午後0時41分)時点で1.13%安と5営業日ぶりに反落し、下落率が約1週間ぶりの大きさになる見込み。主力銘柄の金融株が指数の重しになっている。DBSグループ・ホールディングスは3.2%安、キャピタランド・トラストは3.1%安。
マニラ市場の主要株価指数PSEiは0.36%安。フィリピンのドゥテルテ大統領が、一部地域のロックダウン(都市封鎖)を15日以降も継続する意向を示したことが弱材料になっている。
バンコク市場のSET指数は0.07%安。一時上昇した後に値を消し、3営業日ぶりに反落している。
ジャカルタ市場の総合株価指数は金融株に引き下げられ、0.78%安。
クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.09%安、ホーチミン市場のVN指数も0.09%安。 (アジア株式市場サマリー)
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