[11日 ロイター] - 11日午前の東南アジア株式市場の株価は軒並み下落。米中が激しい貿易戦争を終わらせるのか不透明感が生じていることや、中国指標の発表を受けて景気減速への懸念が表面化し、相場を圧迫した。
中国国家統計局が発表した10月の卸売物価指数(PPI)の低下幅は3年超ぶりの大きさを記録した。
バンコク市場のSET指数は一時0.62%安。金融株と工業株が軟調。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.49%安。金融株が下げ、UOB銀行は0.5%安、DBSグループ・ホールディングスは0.2%安。DBSの7─9月期決算は増益となったが、2020年の売上高と利益は1桁台前半の伸びにとどまるとの予想を示した。
ジャカルタ市場の総合株価指数は0.36%安。銀行株や通信株が押し下げた。
クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.18%安、マニラ市場の主要株価指数PSEiは0.14%安。
ホーチミン市場のVN指数は0.06%安。動意を欠く展開となっている。 (アジア株式市場サマリー)