[30日 ロイター] - 東南アジア株式市場はまちまちで引けた。
バンコク市場は下落。新型コロナウイルス感染者数の急増を受け、新たにロックダウン(都市封鎖)が導入されるとの懸念が高まった。バンコク市場のSET指数は0.86%安の1449.35で終了。
ジャカルタ市場の総合株価指数は0.95%安の5979.073。インドネシア政府は30日、英製薬大手アストラゼネカと米バイオ医薬品企業ノババックスの2社と1億回分のコロナワクチン供給で合意した。
ただ、アナリストはインドネシアでは供給体制が整っていないと懸念を示した。ソシエテ・ジェネラルのエコノミストは「合意は意味があるが、ワクチンを必要な数、望ましい条件で国中に輸送する能力が大きな課題だ」と話した。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.74%高の2869.22。同国でアジア初の本格的なワクチン接種が始まったことが好感された。
クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.58%高の1644.41。 (アジア株式市場サマリー)
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