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東南アジア株式・引け=まちまち、ワクチン期待後退

[11日 ロイター] - 11日の東南アジア株式市場の株価はまちまちだった。新型コロナウイルスワクチンの開発進展を受けて今週の市場で広がった楽観ムードが後退。シンガポール、クアラルンプール、マニラの各市場は一時、1%超下落する場面があった。

シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.31%高の2713.28で終了。クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.32%安の1570.08、マニラ市場の主要株価指数PSEiは0.16%安の7024.26でそれぞれ引けた。

10日の市場では、新型コロナ感染拡大で上昇した「勝ち組」銘柄から下落した「負け組」銘柄への乗り換えが進み、旅行株やエネルギー株の上昇につながった。米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品企業ビオンテックが9日、臨床試験(治験)を行うコロナワクチンについて、感染予防に90%以上の有効性が確認されたと発表したことが背景にあった。

IGの市場ストラテジスト、ジンギ・パン氏は「コロナワクチンの実用化に向けて安全性や供給面で懸念が残る中、現時点でほとんどの投資家は様子見姿勢を取っているようだ」と説明した。

ジャカルタ市場の総合株価指数は0.86%高の5509.513で終了した。バンコク市場のSET指数終値は0.31%高の1345.34だった。 (アジア株式市場サマリー)

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