[18日 ロイター] - 東南アジア株式市場はおおむね下落。マニラ市場は最近の上昇を受けた利益確定の売りに押され、4営業日ぶり反落となった。
マニラ市場の主要株価指数PSEiは、0.78%安の8431.73。
アジアセック・エクイティーズ(マニラ)のアナリスト、マニー・クルーズ氏は「南部ミンダナオ島マラウィ市での(イスラム国支持勢力の)掃討作戦成功への期待を背景に、市場は数週間にわたり上昇基調にあった」と指摘。「軍事作戦の成功などが利食いの口実に使われた」との見方を示した。
バンコク市場のSET指数は0.88%安。日中の下落率が一時、約1年ぶりの大きさとなった。
ジャカルタ市場の総合株価指数は通信株が下押し要因となり0.3%安。テルコム・インドネシアは、通信情報省が2.3ギガヘルツの周波数帯入札で同社が落札する見通しであることを明らかにしたにもかかわらず、同指数の下げを主導した。
ホーチミン市場のVN指数は0.07%安。不動産株の上昇を受け、一時約10年ぶり高値を付けたが、工業株の下落に相殺された。
シンガポール、クアラルンプール両市場は祝日のため休場。 (アジア株式市場サマリー)