July 10, 2017 / 1:51 AM / 6 months ago

株式こうみる:内閣支持率低下は中長期的には上値圧迫要因=三菱UFJモルガン証 藤戸氏

[東京 10日 ロイター] -

<三菱UFJモルガン・スタンレー証券・投資情報部長 藤戸則弘氏>

米6月雇用統計は、非農業部門雇用者数は市場予想を大幅に上回ったものの、時間当たり平均賃金は伸び悩むなど、全体的にはまちまちの内容だった。雇用統計の結果を受けて米長期金利は2.389%まで上昇し、株式市場にとっては居心地の良い水準となった。

安倍政権の支持率はいまやトランプ米大統領よりも低くなってしまった。支持率低下は短期的には無風だが、中長期的には安倍首相の求心力が落ちていき、株価の上値圧迫要因となろう。今後、憲法改正などを強引に推し進めればもう一段支持率が落ちるだろう。政権運営も今までのように安倍一強とはいかない。安全保障のみならず、経済政策も野党などの意見を聞いて丁寧にやっていかざるを得ない。

 8月上旬には内閣改造が見込まれ、法務や防衛大臣は交代と報じられているが、遅きに失したという印象だ。改造すること自体はプラスだが、人気がある小泉進次郎衆議院議員や橋下徹元大阪市長の入閣は期待できず、支持率が上がるとは思えない。小粒な内閣改造に終わるだろう。

安倍政権の支持率が低下しても、現時点で国政には都議選での都民ファーストのような、自民の批判票の受け皿となる政党が事実上ない。だが、都民ファーストが国政に進出し、安倍首相の任期満了前に選挙が行われば、敗れるという可能性もある。政局の変化に注視する必要がある。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below