September 5, 2019 / 1:59 AM / 19 days ago

株式こうみる:完全に底入れ確認、投資家心理が好転=大和証 木野内氏

[東京 5日 ロイター] -

<大和証券・チーフテクニカルアナリスト 木野内栄治氏>

日経平均は急落後の底値もみあいから離脱し、チャートは完全に底入れを確認した格好となり、投資家心理も好転している。ここからさらに上値を追うためには商いの膨らみ、需給の改善がポイントになりそうだ。景気の先行き懸念を払しょくする材料も必要だろう。

需給については、東証1部市場は4月に高値を形成しているため、ここから信用取引の期日が意識されるようになる。8月後半にJASDAQ市場が7日連続安を記録した際には、3月に高値を形成していたため信用取引の手仕舞い売りがかさんだ。今後は1部市場でも同様に処分売りが出る可能性もあり、それらを消化するためには、外国人投資家が回帰するなど市場エネルギーが盛り上がる必要があるだろう。

一方、景気に関しては、世界的に後退が懸念される中でグローバルな資金が景気敏感株の側面が強い日本株を積極的に買うとは思えず、実際に8月相場はそうした状況となった。しかし、ここにきて米国で金利低下の効果がじわりと出てきた様子で、今後は状況が変わる可能性がある。

米国では、長期金利の低下が住宅ローンの借り換えにつながり、キャッシュアウトの動きが自動車などの消費に回り始めている。景気上向きの兆候がみえてくれば、業績見通しの不安を解消させるだけではなく、先行き金利が下がりにくいとの見方から、債券から株式にシフトする動きが出てくるだろう。

日本株は、需給面で多少の不安が残りながらも、ひと頃に比べて取り巻く環境は良くなったと言えそうだ。

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