March 17, 2020 / 2:18 AM / 21 days ago

株式こうみる:新型コロナ、中国以外の感染拡大の鈍化が変化点に=野村証 伊藤氏

[東京 17日 ロイター] -

<野村証券 エクイティ・マーケット・ストラテジスト 伊藤高志氏>

今週、予定を前倒しする形で日米中銀が金融緩和に動いた。日銀についてはETF(上場投資信託)の買い入れ額が少ないと批判する声もあるが、昨日の施策で重要だったのは、潤沢な資金供給の実施と企業金融支援のための措置だ。昨日の株価は下落したものの、資金の流れを絶対に止めないという中銀の意思は伝わった。

新型コロナウイルスは中国以外に感染が拡大し、多方面で経済活動を停止させている。1─3月期は当然だが、4─6月期も相当程度、世界経済に悪影響が出そうだ。ただ、一つ分かっているのは、中国の例をみても分かるように、適切に行動すればどこかで抑え込めるということだ。

中銀の対応は、新型コロナの抑え込みに成功して経済が回復に向かう時、金融機能が死んでいて元に戻れないことを回避するためのものだ。それがじわじわと安心感につながっていくはずだ。

問題なのは、そこに至るまでの時間やダメージの深さが分からないことだ。一般的な投資家は不透明過ぎて動けず、株価もなかなかポジティブに反応しづらい。すでに日経平均の構成銘柄の7割以上がPBR1倍割れとなっており、割安感が出ている。中国以外の新型コロナ感染の増加が加速していないことが確認できれば、そこが相場の変化点になるだろう。

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